「2121年 Futures In-Sight」展へ行ってきました。この記事は5つ目です。
(今日も写真多めでお届けします)
出口近くにあったこの作品は、いろんな意味で声が出そうでした。
携帯電話、音楽記録媒体、コンパクトカメラと言う3つの製品ジャンルが「モノリス」として展示されています。
ガラスケースは高さが100年に置き換えられ、下が過去、上が現代という構成。
ひとつ目は「携帯電話」。個人的にはパカパカのガラケーも入れて欲しかった。ちょっと話はそれますが、最近UPされたコチラの動画もエモかったです。
ふたつ目の「音楽記録媒体」
ガラスケース(モノリス)の高さが100年を置き換える、という説明はこれをみて納得できた気がします。100年前はレコードだったのか。
CDは1990年位からかな、と思っていましたが結構前からあったのですね。
自分で編集したMDを友達と交換したなぁ、、、(遠い目
レコード→→→→カセット→CD→MD→iPod→iPhoneという音楽記録媒体の流れがひと目でわかる作品。各メディアが扱う音楽(データ)量を考えると、ものすごい進歩。
3つ目のモノリスは、コンパクトカメラ。
こちらの最下段はもちろん、フィルムカメラ。
そしてかなり間が空いて、使い捨てフィルムカメラへ。こうして俯瞰すると、この100年は半分以上、フィルムの時代だったのですね。
1995年に登場したCASIOのQV-10、民生機として初めて発売されたコンパクトデジタルカメラ。コレクション目的として購入した中古が、家のどこかにあったような、、、。
3つのモノリス全てで、最上段がiPhoneになっていました。欧米メーカーが始めた各媒体が日本企業に席巻され、最終的にはAppleというメーカーがポケットに入るサイズのモノリスに集約していく、という構成。歴史は集約と分散を繰り返す、という側面がありますので、これら3媒体も今後100年でどうなるかは誰にもわからない、のかもしれません。
会場の最後にあった「音」による作品。これは是非、中に入って4-5分は体験してほしい。鑑賞後に、タイトルを見て「あぁ、なるほど。」となりました。オススメ。
予想していた以上に、さまざまな分野の人が作品を提供しており、バリエーション豊かな展示。一つひとつの作品が良い意味で深過ぎず、ライトに鑑賞することが可能でした。読んだことのない、各ジャンルで人気な短編作品をテンポ良く味わえた気持ち。(中にはよくわからないものもありましたが)この美術展のアーカイブを、100年後の人が観たら、どのように感じるのでしょうね。
振り返れば、このエントリのシリーズは5回も続きました。ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。この記事からご覧頂いた方は、これまでの記事もよろしかったら、どうぞ。
camera:sony α7Ⅳ
lens:sony SEL35F14GM