上野の国立西洋美術館で開催されている、「自然と人のダイアローグ」展を観に行ってきました。その2。マネ、ルノワール、モネ、、、巨匠の作品が多数。
松方幸次郎が、フランク・ブラングィンと夢見た当初の美術館のイメージ。
-目次-
- ジャン=バティスト=カミーユ・コロー「ナポリの浜の思い出」
- エドゥワール・マネ「ブラン氏の肖像」
- マックス・リーバーマン「ラーレンの通学路」
- ピエール=オーギュスト・ルノワール「オリーヴの園」
- ピエール=オーギュスト・ルノワール「風景の中の三人」
- クロード・モネ「舟遊び」
- ゲルハルト・リヒター「雲」
- ハインリヒ・キューン「夏の風景」
ジャン=バティスト=カミーユ・コロー「ナポリの浜の思い出」
一見、やや重たい雰囲気ですが、描かれた題材は陽光を受ける木々と、その向こうに光って見えるナポリの浜の風景、そして踊る人々。縦にとても長い大作です。
エドゥワール・マネ「ブラン氏の肖像」
マックス・リーバーマン「ラーレンの通学路」
ピエール=オーギュスト・ルノワール「オリーヴの園」
とても鮮やかで、力強い筆さばきです。
ピエール=オーギュスト・ルノワール「風景の中の三人」
晩年、心身ともに苦境に立たされたルノワールは、それを忘れようとするかのように幸福な充実感とまろやかな絵画性に満ちた作品を生み出していった。特にこの作品では色彩の諧調がすばらしく、ルノワール晩年のコロリスムの証となっている。3人の人物は自然の風景の中にとけこみ、溢れんばかりの陽光が画面を満たしている。(公式サイトより)
クロード・モネ「舟遊び」
女性たちの乗る船を半分にしてしまう、やや大胆とも言える構図。モネによる人物主体の絵画作品としての珍しさと、構図の大胆さ、そしてキャンバスの大きさから、実物はとても鮮烈な印象を受けます。一説には、日本の浮世絵コレクターでもあったモネが、その縦長の構図の特徴から、本作の構図を作り上げたともされているそうです。
爽やかな風景でありながら、その影の水面には深い世界が漂っていて、モネらしさが強く感じられる作品でもありました。
ゲルハルト・リヒター「雲」
こちらは1970年、現代に近い作品です。一瞬、写真かな?と思わせるような雲の描写ですが、近くで見ると油絵であることが、よくわかります。絵画とは何か、写真とは何か。そんな問いかけも含まれる作品に感じました。
ハインリヒ・キューン「夏の風景」
camera:sony α7Ⅳ
lens:sony SEL24F14GM
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