Anou

東京で働くバツイチ40代男性のひとり暮らし(たまにふたり)とかいろいろ。

【機動戦士ガンダム 水星の魔女】第11話「地球の魔女」感想と考察 vol.1

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1stシーズン最終話ひとつ手前。今後迎えるであろう悲劇の序章として、とても不穏なエピソード。各陣営の闇の深さはもちろん、制作者側の演出における闇の深さも痛感した構成でした、ありがとうございます。と言うわけで2022年のクリスマスを彩ったガンダム、水星の魔女ラス前エピソード「地球の魔女」の感想と考察、その1です。

(画像は公式サイトより)

-目次-

 

 

オープニング

安定のリリッケとフラグ立てまくりのペルメリアさん

(画像は公式サイトより)

「スレッタ先輩、張り切ってるね」
エアリアルに会えるから嬉しいんじゃねーのー」
「うーん、そうかなー」

明るく、表裏が無いようなキャラクターのリリッケですが、洞察力は安定しています。経緯はわからないものの、スレッタが空回りしていることを感じ取っているようなセリフ。彼女もまた、案外エグい幼少期を過ごしていたのかも知れません。そして、地球寮メンバーと懇親を深めるペルメリアさんは、どんどん非業の死を迎えるエンドに突き進んでいるような気もします。怖い怖い。

 

 

裏切り者に気付けないミオリネ

ニカに、会社の次のプロジェクトリーダーを任せようとするミオリネ。そんな二人の声を聞いて、ついつい隠れてしまったスレッタ。「ったく。」と言うミオリネとニカの視線の先には、隠れきれていなかったスレッタの赤い髪の毛が。

第10話では地球議会連合の諜報部を味方に引き込もうとする胆力を見せたミオリネですが、まさか身内とも言うべき地球寮にスパイがいるとは、まったく想像がついていないようです。そして目をかけられているニカも複雑そうな表情。株式会社ガンダムが瓦解する?きっかけは、やはりここにポイントがありそうな気がします。

 

 

 

 

 

プラント・クエタ事変の始まり

クワイエット・ゼロの進捗確認会

クワイエット・ゼロ、順調のようですね」
「それを確認したくてガンダムをここに運んだのだろう。レディー・プロスペラ」
「エルノラ・サマヤでも構いませんよ」

(間がある)

「先のグラスレーとの決闘で、エアリアルのパーメットスコアは6に到達しました。株式会社ガンダムも、いいカモフラージュになっています」

(懐に手を入れるプロスペラ、それに対応する)
「速やかに右手を出せ、レディー・プロスペラ」
「あれから20年以上は経つというのに、まだ魔女が怖いのか」

「ラジャン。」(銃を下げる)
エアリアルのネットワーク構築パターンを反映させました。これでクワイエット・ゼロは最終段階に進めます。」
「今は私の計画だ。」
「もちろんです。(怖)」

 

 

 

デリングとプロスペラの関係

・両者は以前から何らかの目的のために共謀している

・プロスペラは株式会社ガンダムを隠れ蓑にしている

・デリングがプロスペラの正体に気づいていることをエルノラは知っている

・互いが互いを利用していると思っている腹黒い展開

世間にガンダムが認められた状況は、プラスペラにとってかなり有利に働くようです。具体的には、ガンダムによる戦闘データ、パーメットスコアのより上位水準での稼働試験が行える、などのメリットがあるのでしょうか。

そしてデリングは、プラスペラと水面下で通じていました。つまり、第2話でのシンセー追求の場はあらかじめ想定されたものであった可能性が大。そうなると、ジェタークとプラスペラの共謀も芝居だった可能性が大。つまりデリングはプロスペラを通じて、ガンダムに興味を見せる(不穏な動きを見せる)グループ会社を炙り出そうとした、と言う訳でしょうか。怖すぎる。プロスペラは地球と連携しているような描写が幾つか見られましたが、デリングとも通じていたとなると、言葉通りの全方位外交。怪しいマスク母さんは無敵すぎます。
ただし、プロスペラとデリングは一時的な共闘関係?のようにも見えます。お互いに信頼がある訳ではない描写(ラジャがプロスペラに銃を向けるなど)がありましたので、状況によっては一触即発、と言うことになりそうです。

 

 

 

拘束されるグエキャン

(画像は公式サイトより)

「命は奪いませんよ。我々は地球と宇宙の格差について、話し合いたいだけなのです。」
「ははっ、話し合いだって。」
「なぜお前たちがデスルターに乗っているんだ?あれはジェターク社のモビルスーツだ。旧型だが、テロリストごときが簡単に手に入れられるものじゃない!」
(グエルをどついて銃を突きつけるソフィ)
「本物だよ。お兄さんさぁ、さっき私のこと見てたしょ。もっと近くで見せてあげよっか。」

(グエルの眉間に銃を突きつけるソフィ)
「ソフィやめろ。」
「はいはい。」

「大丈夫かぁ?無茶すんなよ。」

先週の穏やかな顔つきとのギャップがたまりません。同じ船のクルーには愛されまくりだったり、鋭い洞察と幅広い知識によってテロリストに目をつけられてしまうとか、優秀過ぎますよボブ!いやグエルくん!もう主人公と言っても差し支えないでしょう!

中略

「なぁに、いつも通りに仕事をしてくればいいだけですよ。我々のことは黙って、いつも通りにね。」

フォルドの夜明けのリーダー「ナジ・ゲオル・ヒジャ」。余裕を通り越して、恍惚の表情すら浮かべながら船のクルーを脅しています。テロ行為を仕事として淡々と行い、テンプレート通りの脅迫文を楽しそうに喋り、自身のバックボーンを感じさせないように振る舞う、完璧な仕事人。最後にふっとボブの方を見ていましたが、あれが後々の伏線になってしまうのか、心配。

 

 

 

お弁当足りない事件

社内行事や各種イベントなど、食事の手配は社会人の基本。軽んじられがちな業務ですが、間違えると大変なことに、、、という絵に描いたようなシーン。思い当たる節がある社会人は多かったのでは無いでしょうか、私はメチャクチャ思い当たりました。
ちなみに、地球寮メンバーがスレッタが食事を取ることが出来ないことに気づかないのは、初の操船を終えてテンションが上がった状態だったのかな、と。まだまだ若い学生さんなら致し方ないかなという感じですが、悲しいシーンでしたね。

 

 

 

暗殺好きなジェタークさん2

(画像は公式サイトより)

「だからぁ、お前は気に入らないと言うんだ!軍人上がりが、横から入り込んできて抜け抜けとぉお!」
「奪われた側に力がなかっただけだ」
「だったら奪ってやる!!その時になって、文句を言うなよぉお!」

先週の第10話ではサリウスに取り入ろうとしたり、今週はデリングに取り入ろうとするなど、小物の王としてのムーブを見せつけてくれるジェタークCEO。それで本当にCEO?相変わらず、器の小ささを大発揮と思いきや、部屋から追い出される渦中、護衛に発信器をつける特殊能力を発揮。これはやる男か?と思いきや、子供(シャディ区)相手に不要な悪口を言ってしまい、2時間後の約束を一方的に破られて「狩られる側」へ行ってしまいました。親子揃って1stシーズンを生き残ることができるのでしょうか?!まぁこのお父さんは死んでもインパクトが無いので、たぶん中々死なないでしょう。

 

 

 

怖すぎる小学生?ソフィ・プロネ

(画像は公式サイトより)

エアリアル(スレッタ)に対する反応が、たった1話で変わりすぎです。

第10話「ふざけてるよねぇー?!」

第11話「会いたいなー!」

何なんでしょうか、感情が瞬間的すぎる。怖い。

と言う印象はさておき、バディであるノレアとは何か距離があるような描写がなされているように感じました。公式サイトでのソフィの紹介文はこちら。

スペーシアン組織「フォルドの夜明け」に派遣された、ガンダム・ルブリス・ウルのパイロット。自分の本能に素直で、欲求を満たすためならば暴力をいとわない。自分たちと出自の違う「魔女」、スレッタとエアリアルに関心を抱く。(公式サイトより)

なんと、ソフィは別組織より派遣されたパイロットであると言うことが判明しました。シャディクとナジが通信していた時に不在だったことや、登場時に一人別の部屋にいて労働をしていなかったこと、宇宙に上がってからもモビルスーツそばで待機せずにブリッジに遊びに行っていたこと、Cブロックを切り離す狙撃も自分本位だったこと、などの理由はこれだったんですね。そして、少年少女パイロットを輩出する地球の組織が複数ある、と言う背景の描写にもなりました。パーメットの反応が出にくい少年少女を選別して、ガンダム運用部隊を構築しているのでしょうか。って言うか小学生?中学生?

 

 

 

プロスペラ「自慢の娘よ。」に対するペルメリアのジト目

(画像は公式サイトより)

このシーンは怖かったですね。通常の母親が子供を思い浮かべて語る雰囲気ではありませんでした。来るべき時が近い、と言うべきでしょうか。その後の、落ち込んだスレッタとペルメリアの電話もなかなかに怖い感じだったと思うのですが、本記事が長すぎたので、次の記事に続きます。

あとプラモの新発売が予告されましたね。(↓下にリンクあり)本編に登場したMSはわかるんですが、2ndシーズンで登場するであろうガンダムもサラリと発売発表される辺り、我々はバンダイさんの手のひらの上と言うことですね、、、ぜひ潤沢な在庫をお願いします。

 

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