庵野監督による「シン」シリーズの最新作。仕事が忙しかったり、テンションが今ひとつ上がらなかったりだったのですが、ようやく観てきました。結論、最高に面白かったです。
-目次-
なんとなく観ていなかった理由
2023年3月18日の公開。すでに1ヶ月以上が経過。これまで庵野さん作品は、必ず公開1週間以内に観に行っていました。が、今回はなかなか腰が上がらず、、、。
・幼少期に仮面ライダーを通ってこなかった
・これまでの「シン」シリーズの中で最もネットの評判が分かれる
・NHKのドキュメンタリーを観てしまい、テンションが下がる
そんな停滞した空気(自分における)の中で飛び出したニュース。
『シン・仮面ライダー』+ 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』Blu-ray&DVD収録特典映像『EVANGELION:3.0(-46h)劇場版』同時上映
これはエヴァオタクとして観に行かない訳にはいかない!と即ネット予約。思ったより上映回数が少なめなことが気になりました。万が一、ゴリゴリにライダーファン向けの映画になっているとしても、エヴァの-46hが劇場で観られれば最高、位の気持ちで劇場へ。
劇場で観るEVANGELION:3.0(-46h)
EVANGELION:3.0(-46h)は最高でした。ラストは泣きそうになりました。もう庵野さんのエヴァ新作を劇場で観られるとは思っていなかったので、感極まれり。すでにBlu-rayで何度も観た内容ですが、劇場での体験は全く別物でした。本当に最高。生きててよかった。(この記事がUPされている時期には、同時上映は終映となっている予定。タイミング悪くてごめんなさい)
シン・仮面ライダーの感想
そんなエヴァの余韻をぶち破るようなシン・仮面ライダーのオープニング。全編、怒涛の勢いでした。結論、私は初代の仮面ライダーは未見でしたが、とても楽しめました。
・話のテンポが良い
・観たことのないアクションシーン、迫力が半端ない
・池松さんの演技が素晴らしい
・森山未來さんの演技も素晴らしい
・サイクロン号&変身シーンが、とんでもなくカッコ良い
・ラストで「あぁ、だから仮面ライダーなのか」という腹落ち
正直、いくら庵野さんと言えども、毎回傑作を生み出すことは無理なのでは、、、という疑念を持っていた自分が恥ずかしい。ネットの情報を鵜呑みにしてはダメですね。「否」の意見を発する人の気持ちがわかりません。最高の映画でした。
一つ言いたいことがあるとすると、NHKのドキュメンタリーが良くないです。全般的に暗い雰囲気、庵野さんに振り回され困惑し疲労困憊のスタッフ…。あれが来場者数にブレーキをかけた一因になっている気がします。クローズアップ現代など、恣意的な編集による番組が多いことが指摘されているNHKですので驚きませんが、本ドキュメンタリーが炎上狙い、悪意ある番組にされてしまったことが残念です。映画制作チームも「これは、、、」と思ったのか、即座に公式から「撮影現場調査報告」と題した現場風景動画がUPされていました。そちらは和気藹々なシーンもありましたので、NHKのドキュメンタリーは著しく偏った内容だと感じました。
シン・エヴァンゲリオンの同じくNHKのドキュメンタリーで、庵野さんが「ドキュメンタリーはフィクション」的なことを仰っていましたが、暗示的ですね。
劇場プレゼント各種
特典は事前チェックしていなかったのですが、劇場でめっちゃカードもらえました。
これが噂の「公式のネタバラシ」カードか…。アスカかレイのカードが良かったな(小声)。
最高のラスボス
仮面ライダーや戦隊モノのラスボスって、大体強さがインフレを起こしてしまってギャグと隣り合わせのようなことに陥りがちなんですが、そこはさすが庵野監督。チョウオーグ演ずる森山さんの素晴らしい演技力や舞踏の表現力と相まって、これまでに観たことのない魅力的なラスボス像が描かれていました。
本日の #シン・仮面ライダー 大ヒット御礼舞台挨拶にて、本作のデザイン #前田真宏 さんが描かれたチョウオーグ/仮面ライダー第0号のイラストが解禁されました。
— 『シン・仮面ライダー』【公式】 (@Shin_KR) 2023年4月9日
新たなポスターとして展開予定です。
御期待ください。 pic.twitter.com/hoxMwbO4LD
祭りの終わり
ゴジラ、エヴァ、ウルトラマン、仮面ライダー。庵野監督による「シン」シリーズはこれで一旦、終了。庵野さんは現在、十数年ぶりにスケジュールが白紙らしいので、本当に次回作は決まっていない様子。ファンとしては寂しい気がします。もう62歳ですので、体力にモノを言わした怪作を産み続けるのも厳しくなってくるかもしれません。どなたか、豊かな予算と自由な裁量を与えてあげてください、、、。
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