東京・代官山のギャラリースペース代官山ヒルサイドフォーラムで開催されていた、瀧本幹也氏の写真展 「LUMIÈRE / PRIÈRE」を観てきました。
1. 光と祈りの間で
さまざまなエンタメの活動が制約されたコロナ禍。広告業界も影響は大きく、瀧本氏ですら仕事が減少してしまった時期があったようです。そうした中、ふと目にしたのに咲く菜の花に目を留め、その内にある「小宇宙」を探求すべく小型カメラを手に創作した「LUMIÈRE(フランス語で「光」)」。
そして、2020年秋に京都で行われた国際写真祭に参加した際に滝本氏が出会った「円融」(仏語。すべての事物が完全に溶けあい、互いに妨げないこと)という言葉。静寂の寺社を訪れ、時の流れを近くした体験から撮影した「PRIÈRE(フランス語で「祈り」)」。
本展は、これらの「光」と「祈り」をまとめた写真展として構成されたようです。
瀧本氏の個展としては、2018年にラフォーレミュージアム原宿で開催された「CROSSOVER」を訪れて以来。大きくプリントされた写真の魅力、とても良い。
2. LUMIERE
3. PRIERE-1
4. 雪の庭図 天井枯山水
人数が限定されて入場できるエリア。見上げる枯山水は初めてかもしれません。
ちなみに展示作品は購入できるようです。お求めやすい価格で30万円ほどから、、、。
5. PRIERE-2
このエリアでは動画作品が2点。ずっと見入ってしまいました。ゆったり。
6. Cafe
光と祈り、それぞれの写真集が販売されていました。お値段は各1万3200円!庶民にはちょっと、、、と思っていると、ポストカードが販売されていたので、そちらにお布施してきました。
最近の美術展は土日に訪れると人が溢れて疲れることが多いのですが、本ギャラリーは程よいお客さんの入り状況で、のんびりと鑑賞することができました。良い休日。
500円とは思えないほど、充実した写真展でした。代官山での展示は12/15で終了しましたが、京都では2/8〜3/9と長めの期間で展示が行われるようです。しかも無料。他にはライカギャラリーでの展示も行われているとか。
コロナが落ち着いて、広告業界も元気さを取り戻しつつある昨今、瀧本氏の更なるご活躍が楽しみです。
camera:iPhone 13 pro
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