新宿東宝で観てきました。
多くの人が足を止めて見ていました、若い人が多め。
一瞬、マトリックスと悩んだのですが、あまり評判が?
以下、ネタバレにならない範囲で。
ここまではっきりと主人公が出ない劇場版も珍しいですが、とても面白かったです。本編のキャラクター達が魅力的で、かつ、アニメスタッフの原作に対する愛情や理解が深いことが人気の支えとなっているんだろうな、と感じます。
パンダさんの活躍がやや少なめだったのは個人的に残念ですが、初見の人にも見やすく、アニメや原作を見ている人に対する配慮も多く、迫力あるアクションも多数あり、劇場で観て良かったと思える良作でした。
ややグロイと感ずるシーンもあるので、怖いのが苦手な人は難しいかも知れません。
原作の0巻は、そのまま映画にすると60分程の内容だったということで、各キャラの描写が丁寧に掘り下げられていたり、サービスとも思われるシーンも多数ありで、時間を感じさせずに最後まで鑑賞できました。
買うつもりはなかったのですが、「特装版」という名前に釣られて買ってしまったオタクです。声優さんや制作スタッフへのインタビューや、迫力あるシーンの原画の一部など、内容は盛りだくさん。買って良かったです。
観覧特典の0.5巻。
劇場へ足を運ぶ方を増やすための誘因施策かと思っていたのですが
その実は、0巻の購入を促す罠だったのかもしれません。帰りに買ってしまいました。何とは言えませんが、本編で描かれなかったリカちゃんの情報などもあり、映画が2度美味しくなりました。芥見さんの構成力、キャラクター作りの巧さが際立っていましたので、これは連載化も頷けます。
King Gnu の曲が掛かってきたタイミングは痺れました。王様ランキングや龍とそばかす姫など、常田さんの原作に対する理解の深さと、それに反応する力の確かさは類を見ないですね。良い映画納めになりました。
camera:sony α7c
lens:Sigma 28-70mm f2.8 DG DN