2022年1月、渋谷 Bunkamura にて。
撮影可能エリア
フォトブース(撮影可)は1Fのインフォメーション左奥と、会場の最後に一つ、全部で2箇所ありました。
こちらは左奥の方。あまり気づいている方は多くなかったかも。
久しぶりにくると、つい迷ってしまう。地下が入り口です。
展示を見終えて
週末の混み具合と鑑賞にかかる時間目安
訪れたのは週末でしたが、事前予約が必要な展覧会だったこともあってか、会場は賑わいがありつつも、ギュウギュウで困ることはありませんでした。鑑賞にかかった時間は全体で1.5h程、最後の物販で20分程、という感じでした。
北欧デザインに想う、もと北海道民
フィンランドは緯度的に北海道と近しいのかな、と思っていましたが、フィンランドは北緯70度で、札幌は43度。全然違いました。これは寒い地方あるあるだと思うのですが、北国の人は相互扶助の精神が根づきやすい気がします。かといって高尚な話ではなく、「自分の家の階段の雪かきをしたついでに、前の道も通りやすくしておくか。」程度の話です。札幌でそうした気持ちになる位ですから、より厳しい冬を迎えるフィンランドの人の気持ちは想像に難しくありません。そうした相互扶助の観念が根底にあることで、いわゆる北欧デザインの数々が生み出されたのかもしれない、と思うのです。大量生産はスケールメリットを何よりも優先しがちですが、北欧のプロダクトデザインには、使う人への配慮を持つ。そうしたことが感じられる展示でした。
全体の感想
あの作品が!という内容ではなく、フィンランドの日常で使われている、あるいは、かつて使われていた工業製品や手工業によるプロダクトの数々が展示されています。豊かな自然が発想やデザインの元になっていることがよくわかりました。特に、氷の造形からインスピレーションを受けたガラスの工芸品の数々が非常に美しかったです。展示の中で歩みを進めるにつれ、現代に近づいて行き、作品の色彩が豊かに変遷する様が見て取れました。
展示の概要を掴める良い記事がありましたので、気になる方はこちらをどうぞ。
展示の会期は1月30日迄です。コロナの感染者数も日々増えつつあるので、早めの鑑賞が良いのかもしれません。
物販コーナー
展示エリアを終えると、撮影可能なブースト物販コーナーがありました。
フォトブースと言うか、協賛のartekブースでした。大好きなメーカーですので、たくさん写真を撮らせて頂きました。が、これがワナでした。
おや、、、?!
ここにも、、、?!
フォトブースのあちこちにポツンと置いてあるミニチュア。なんかいいな、これ。ふと物販コーナーお会計の脇を見ると、ありました。ガチャガチャ(1回400円!)。まんまと3回も回してしまいました、、、。
物販で買ったもの
ポストカード2種+ラージカード2種
図録は購入しませんでした。大きなサイズのテーブルクロスなどは、やはりカタログに収まると迫力がなかったのと、意外にデザインの好き嫌いがわかれるかな、という思いがありました。テキスタイルを学んでいる人は、非常に面白い内容になっているので、とても良いかもしれません。
展示されていたポスターのカードです。ポストカードの約2倍程。非常に美しいイラストで、かつ、学生時代の平面構成を思い出すような気もして、買ってしまいました。
こちらはポストカード。色彩が独特で、とても好みです。
ガチャ3回の成果
ここからはガチャガチャ。
3回挑戦した結果です。結構人気だったためか、「おひとり様2回まで」の表示が。(私は2人で行ったので、範囲内です)
スツール60が2個と、41 アームチェア パイミオでした!
スツール60の裏面です、メーカーのシールや釘など、とても細かく再現されています。
こちらはレア色(2nd Cycle)。とても細かく出来ているのは良いのですが、塗膜の厚み分、はまりにくくなっており、組み立てがやや大変でした。
一番欲しかった、41 アームチェア パイミオ!
出た時は喜んだのですが、家で組み立てるのが大変でした。横に渡すパーツがどこにハマるのか、やってみないとわかりません。説明書は「わかって買ってるでしょ?」的な、やや突き放した表現(笑)で苦労しました。なんと、組み立てのヒントはシールにありました。横に渡すパーツの向きは、このイラストを参考にしましょう、、、!>苦労されている方
裏面のartekのシールのために、全面がほぼ説明書のシール(笑)が付属しています。このアームチェアのみ、パーツ数は多い、パーツはでかい、シールはある、と、コストのかかり方が他と3-4倍は違うと思います。
スタッキングできます。
部屋の一角に、北欧感が生まれました(満足)。
東京で北欧デザインに触れたい方向け
本展を見て、あるいは、北欧デザインの実物に触れてみたい、という方は表参道の2箇所に行かれることをオススメします。
artek(アルテック)社の東京直営店
面積はコンパクトですが、写真ではわからない実物の良さや、カラーバリエーションなどを目にすることができます。
(写真は公式サイトより)
ittala(イッタラ)社の東京直営店
カフェを併設しており、ittalaの器でコーヒーなどを頂くことが出来るようです。
(写真は公式サイトより)
今年の秋、9月にはBunkamuraでイッタラ展が行われる予定です。
こちらも非常に楽しみです。
*1/20 追記
この展覧会の後、明治神宮前付近へフィンランド展の復習として、artekやittaleへ行きました。よろしければ、こちらもどうぞ。