六本木の東京ミッドタウンで開催された「環るデザイン – Design for Sustainable Future -」を観に行ってきました。その3。
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「FLOW」シリーズ
インテリア・空間デザイナーの山本大介氏による廃棄素材を活用した椅子。素材としてまだまだ使用可能な建築資材が廃棄され、新棚資材で空間が造られる「スクラップ&ビルト」に疑問を持っていた山本氏は、廃棄さる内装下地材「LGS(軽量鉄骨)」に着目。解体後、不要になったLGSを家具へと再構築することで、資材を廃棄しない「環るデザイン」に対する一つのアプローチとしたらしい、です。
めちゃくちゃシャープ。見た目はもの凄いかっこいいデザインです。角が立ちまくっているので、子供やお年寄りなど全年齢対象ではないのかも知れません。そもそもコンセプトモデルなのでしょうか。
series 『sea』/ ambi & STUDIO RELIGHT
STUDIO RELIGHTの母体である株式会社サワヤで適正処理された廃蛍光灯リサイクルガラスを材料として用いています。リサイクルガラス特有の「色」や「気泡」を活かすために鋳造による塊形状をベースにガラスを成形しました。一部の作品は鋳造の型に砂型を使用。独特の表情を与えつつ、型自体もリサイクル可能なものとしています。それぞれの作品ごとにシリーズタイトルである「sea」の様々なシーンを切取り、表現しています。(公式サイトより)
ちょうど西日が差し込んで、エモい雰囲気に。
ペットボトルや魚網の再生材は頻繁に見かけますが、蛍光灯もそうなんですね。
砂型を用いて作られると言うことで、側面が味わいあるテクスチャになっています。イッタラ展で見た時も思いましたが、金属よりも木材など自然由来の型の方が手で触れたくなるような何かがありますね。
サイズが手頃なこともあり、本作品が最も一般の人に買ってもらえそう&実用的なプロダクトに感じました。もう1つ、非常に美しい作品の展示があったので、この記事シリーズはあと1回、つづきます。
camera:sony α7Ⅳ
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