江戸とうきょう建物園が、コロナのため臨時休園になるというニュースを聞いて、行ってきました。3時間ほどの滞在でしたが、とても素晴らしい建物ばかりで、あっという間でした。巡れた建物は4件。撮り歩いて来た写真を3もしくは4回に分けてUPします。
まずは前川國男邸から。
江戸とうきょう建物園へ向かう
巨大な小金井公園の中にある施設です。
4施設は修繕工事中。常磐台写真場、見たかった。
前川國男邸、外観
今日もいつもの sony α7ⅣにSEL35F14GMで撮り歩きます。
玄関からアプローチ
名称:前川國男邸(まえかわくにおてい)
建築年代:1942年(昭和17)
所在地:品川区上大崎三丁目
解説:
日本の近代建築の発展に貢献した建築家前川國男の自邸として、 品川区上大崎に1942年(昭和17)に建てられた住宅です。 戦時体制下、建築資材の入手が困難な時期に竣工しています。 外観は切妻屋根の和風、内部は吹き抜けの居間を中心に書斎・寝室を配した シンプルな間取りになっています。
(公式サイトより)
平面図
居間(サロン)
建築資材が乏しかった頃に苦心して建築されたものとは思えないデザイン。シンプルな要素の中に荘厳さも併せ持つ意匠。美しい、以外の言葉がありません。
天井の高さと格子窓から差し込む光が、居間(リビング)に心地よい開放感をもたらしていました。80年前のデザインとは思えない洗練さ。
2Fは立ち入り禁止でしたが、行ってみたい、、、。きっと素敵な景色が見られそう。
ダイニング
ダイニングテーブルは前川氏自身のデザインで、椅子は水之江忠臣がデザイン。
北側屋外
まとめ
ちょうど夕日が差し込む時間帯で、とても綺麗でした。南側から見ると中央にある棟持ち柱が、神社のエッセンスも漂わせています。
木造モダニズム建築の傑作と評される理由の一端が感じられました。
居間の存在感に圧倒されてしまい、書斎や寝室に立ち寄るのを忘れてしまいました。
次回こそは。
今は休園中では入れませんが、公式で360°viewを見ることができます。
https://www.tatemonoen.jp/panorama/west_jp/w06/
建築的な細かな解説は下記のPDFがわかり易いです。
https://www2.panasonic.biz/ls/solution/report/archi/vol20/adr20_21_22.pdf
camera:α7Ⅳ
lens:SEL35F14GM