この日訪れた2つ目の建物、大川邸です。入り口を入ってすぐ、左手の西ゾーンの最初にある建物。(前川國男邸の手前)
外観は一見、質素な装いですが、床張りや天井の造りなど、細かな点に手がかかっていました。およそ80年前の建築物ですが、和室は一切ないレイアウト。
名称:田園調布の家(大川邸)(でんえんちょうふのいえ)
建築年代:1925年(大正14)
所在地:大田区田園調布四丁目
解説:
1925年(大正14)郊外住宅地の一つである大田区田園調布に建てられた住宅です。
居間を中心に食堂・寝室・書斎が配置されています。また、当時としては珍しく全室洋間となっています。(公式サイトより)
透明、曇り、そして霜がついたようなデザインの曇りガラス。
今はもう生産されていないという、昭和ガラスでしょうか。
天井の装飾も西洋風。
部屋によって床の貼り方が異なる点が、この家の格を表しています。
↑ヘリンボーン。(昔は何といったんだろう?)
↑こちらは市松。
戸の周辺は遊びがあるデザイン。面白いですね。
夕方の斜光がドラマチックだったこともありますが、どこを撮っても画になる素敵な邸宅でした。
camera:α7Ⅳ
lens:SEL35F14GM
↓大川邸の前は、前川國男邸へ行きました。(過去記事リンク)