この日訪れた3つ目の建物、小出邸です。
外見が非常にシンプルでしたので、通り過ぎようかな?とも思ったのですが、中に入ると意匠の精緻さに驚くこととなりました。
名称:小出邸(こいでてい)
建築年代:1925年(大正14)
所在地:文京区西片二丁目
解説:
日本におけるモダニズム運動を主導した建築家堀口捨己が、ヨーロッパ旅行からの帰国直後に設計した住宅です。
当時ヨーロッパで流行していたデザインと、日本の伝統的な造形を折衷した造りになっています。(公式サイトより)
屋根は三角、窓や外見状の要素は四角、そして玄関には円。
シンプルな図形が数多く散りばめられています。
閉園時間が近かったこともあり、人が少なくて見学しやすかったです。
窓の孔子と畳の織り成す線の黄砂がとても美しい。
ピート・モンドリアンを彷彿させるような不思議な空間でした。
昔の家は暗かったろうと思いますが、その分、陽の光を取り込もうとする努力があったであろうことや、その結果もたらされる日常の美しさを感じることができました。
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