東京のTOTOギャラリー・間にて開催中の、妹島和世+西沢立衛/SANAA展 「環境と建築」を観てきました。
日本を始め、アジアやヨーロッパなど各地でSANNAが取り組まれてきたプロジェクト(進行中含む)の模型や図面が展示されています。
入場:予約制
観覧料:無料(なんと!)
2フロアに分かれて、所狭しと展示が構成されていました。非常に見応えがあり、2hほど堪能して来ました。まずは、GALLERY 1 から観始めます。
建築模型はほとんどが手作りで造られているので、なんだか見入ってしまいます。最近は3Dプリンターでの出力も多いようですが、素材自体にこだわりがある建築物などは、模型も趣向を凝らした造りになっている点が好きです。
展示会タイトルの通り、建築を取り囲む環境までが模型で表現されています。各作品にタイトルと簡易な解説付き。
なぜ、その土地に建築が必要なのか。
そして必要とされる建築は、どのような存在となるべきか。
そのために、デザインはどうあるべきか。
時間も費用も大きな単位になる建築は、論理的に必要性が組み立てられています。建築家がそれぞれの課題に対する答えが模型には詰め込まれており(詳しいことはわからないのですが)想いを感ずることが出来る点が、見ていて飽きないと感じる理由です。
これも建築で実現されるのかと思うと、不思議です。
天井から吊るされた球体…?
人の視線だとこのような感じかな、とアチコチから視点を変えるのも楽しい。
最新と感じられる流麗なデザインや、奇抜なもの、どこかノスタルジックなものなど、多様性の宝庫とも言える展示。たくさん写真を撮ったので、記録も兼ねて、しばらくこのシリーズの記事をお送りしてみます。もしよろしかったら、ご覧下さい。
camera:sony α7c
lens:sony SEL35F14GM