ふと思い立って、京都旅行へ行ってきました。(その21)
2泊3日の旅程の真ん中は嵐山観光。天龍寺の曹源池庭園を方丈と徒歩で味わった後は、境内を散策しつつ百花苑を経由して、竹林の道(竹林の小径)へ向かいます。
-目次-
この記事の写真は、小方丈の辺りから多宝殿脇を抜けて、百花苑へと至ります。
白実小紫(シロミコムラサキ)
秋に咲く花のようです。秋の京都、絶対綺麗だよなぁ。
子紫式部(コムラサキシキブ)
こちらも秋に咲くらしい。
菖蒲(ショウブ)
小川のほとりに、ささやかに咲いていました。画になる。
この日のレンズであるSEL24F14GMは、風景写真向きの広角(広い世界を撮ることに向いている)一本です。ですが、最短撮影距離(被写体に最も近づける距離)は24cmなので、絞り開放にすると花を綺麗に撮ることも出来ました。普段、あまり花を撮らないので、こうした写真も楽しいな、と。
車輪梅(シャリンバイ)
一箇所から多数出る小枝が車軸のように見えることと、花が梅に似ていることから、その名がつけられたそうです。
赤花蝋梅(アカバナロウバイ)
「蝋梅(ろうばい)」とは、蝋細工(ろうざいく)のような黄色い花を咲かせる、中国原産の落葉低木だそうです。ここでは赤い花が咲いているので、それが名前となっているのでしょうか。中国では、ウメ、スイセン、ツバキとともに、「雪中の四花」とされているそうです。江戸時代初期に日本へ来た種類で、春の早い時期に咲く花として、生け花や庭木として利用されてたとか。
綺麗だなと思って何気なく撮った花でしたが、そんな謂れがあったのか、、、。
多宝殿の辺りまで歩いてきました。
この辺りから百花苑。名前の通り、とてもたくさんの花に溢れていました。
鐘馗空木(ショウキウツギ)
こちらも中国由来の庭木だそうで、日本での植栽はとても少ないらしいです。花のあとにできる果実、鬼を滅する「鐘馗様(しょうきさま)」が由来だとか。鬼滅の刃に出てきそうな名前。平安時代から、魔除けや学業成就に効果があると信じられているそうです。5-6月が開花時期ということで、たまたまですがタイミングが良かったようです。光を受けて、輝くような美しさでした。
写真には撮りきれませんでしたが、他にも綺麗な花がたくさん。私は花に詳しい訳ではありませんが、とても魅了される種類が多かったです。庭園を造られた方々が厳選されたからなのか、日々のたゆまぬ手入れのおかげなのか、とても良い庭園散策になりました。(花の名前が間違っていたら、コメントで教えてください)
北門から竹林の道(竹林の小径)へ
百花苑では静かに綺麗な花をたくさん鑑賞できたのですが、こちらは流石の大人気観光地。人、人、人。早朝とか、ライトアップされた時間帯の方が良かったのかもしれません。上まで登らず、エリアの入り口付近で折り返してきました。
前の記事でも触れましたが、竹林の道を見るために北門から出てしまうと、もう天龍寺の境内には戻れません。お気をつけを。
ちなみに、法堂(はっとう)にある加山又造による雲龍図も観たのですが、写真撮影禁止でした。あれは現地で実際に観ることに勝るものは無いと思います。天龍寺を訪れる際は、是非。
この後は、お目当てとしていた古民家カフェ(2軒目)へ向かいます。つづく。
camera:sony α7Ⅳ
lens:sony SEL24F14GM
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