TAMASHII NATIONS STORE TOKYOで行われていた「ROBOT FIGURES LAUNCH!」を観てきました。(展示は9/11に終了しています)
TAMASHII NATIONS TOKYOは移転&リニューアルしてから、初めて訪れました。場所が分かりやすく、広くなってとても良いですね。
目的はコチラ、解体匠機。νガンダムとサザビーの2体、もの凄い迫力。
METAL STRUCTURE 解体匠機 RX-93 νガンダム。価格:102,300円(税10%込)
全方位、どこから観てもカッコ良い。ハッチオープン状態でしょうか。
以前、20年振りくらいにMGのνガンダム ver.kaを作った時は、プロポーションの美しさや密度の向上にとても驚いたものです。そしてこの解体匠機は、考え得る情報量を全て積み込み、ギミックを盛り込んだ至上のモデルだと感じました。リアルっぽさとおもちゃっぽさが程よいバランス。
2013年のガンプラビルダーズで優勝した、シュンさんによる美術品とも言えるようなクオリティのνガンダムはとても話題となりました。私がMGνガンダムを買うきっかけともなった尊敬する作品です。その頃から、ガンダムの立体物における高密度化が加速度的に進化したように思います。さらに、カトキハジメ氏によるユニコーンガンダムでの装甲解放機構(=変身)という要素が加わって、今日に至る進化、トレンド形成を成し遂げたのかな、と。最近のRG(ジオングやゴッドガンダムなど)の高密度化、PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダムなどは、その現れでしょう。知らんけど。
解体匠機νガンダムは、2019年12月の発売でした。ざっくりの予想として、製品企画に1年、製造販売計画に1-2年、金型製作から量産まで1-2年。おそらく企画は2014-2015年頃には始まっていたのではないか、と想像します。と、ここまで書いていたところでネット記事を見つけました。
これ↑を読んで、解体匠機は「車メーカーにおけるF1的なポジション」なのかな、と感じました。
以下、BANDAIが考える解体匠機とは(予想)
・主流となるマスプロダクトとして展開する意図はあまり無い
・フラッグシップとなる超特別仕様を造ることで、生産スタッフやパーツ製造における練度&精度向上を目指す
・大きな利益が出る製品ではない(製造工程の手間がかかり過ぎ)
・高価格トイが市場にどこまで受け入れられるのかをテストする
(この後に、「ガンダリウム合金モデル 1/144 RX-78-2 ガンダム」という20万円するプラモデルも発売された時に、やっぱりなぁと)
現在、解体匠機の転売価格が悪い意味で有名になってしまっているのは残念ですが、こうして考えると、再販が行われることは難しいのでは、とも思います。うーん。
色々考えましたが、とんでもない密度に圧倒されっぱなしです。眼福。次の記事ではサザビーを。つづく。
camera:sony α7Ⅳ
次の記事はコチラ↓