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【美術展レビュー】「モネ 連作の情景」vol.1(写真多め)

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モネ作品として有名な「睡蓮」の展示はもちろん、「積みわら」、「ウォータールー橋」、「ジヴェルニーの庭」など名作祭りで話題の「モネ 連作の情景」@上野の森美術館。クリスマスと年末年始を跨ぐ会期なので、あっという間に終了してしまいそう。と言うわけで、オープン早々に訪れてみました。撮影可能なエリアの中で、写真多めでお届けします。その1。

-目次-

 

 

 

0. はじめに

会期と入場料

2023年10月20日(金)~2024年1月28日(日)まで。ちょっとビックリしたのは、入場料。一般は平日:2,800円、土日:3,000円という高価格設定。他の美術展が1,500円〜2,000円ほどが中心ですので、1.5倍ほどの価格。日本でのモネ人気の高さから、足元を見られてしまったのか、世界的な人気の高さの証明なのか。

 

土日の混雑具合

混みます。それはもう、すごい人の数です。オンラインチケット制にしているのは良いのですが、どれだけ混雑しようとも当日券を販売しているようなので、推して知るべし。建物自体も古い造りですので広くはなく、導線もイマイチ。土日に行く人は人混みを覚悟して向かってください、、、。

上野の森美術館snsは、他の美術館と比べて頻繁な更新を行っていませんので、リアルタイム情報は掴みにくいのも、難点。私が訪れた土曜は開館すぐの9時、14時頃が最も入場者が多そうな雰囲気でした。16時以降は空いてくるようですが、鑑賞後に物販コーナーへ行きたい人は注意が必要です(めっちゃ並びます)。

また、金曜は17時ではなく19時閉館なのでオススメ、、、だったのも今は昔。すっかり狙い目の時間として浸透してしまったようで、土日と変わらない混み具合の日が多いようです。本当に静かに見たいなら、週の半ばの平日午前中かも知れません。

 

 

 

 

1. 入り口すぐ「睡蓮の葉の上を歩いてみよう」

みんな大好き「睡蓮」。いつかモネの庭を見に行きたい、と思ったことはありましたが、なんと「水面」を歩く体験ができるとは。シャッタースピードを間違ったのでエキセントリックな色味になってしまいました。

歩くたびに振動が、、、と言う仕掛けだったようなのですが、人が多すぎてよくわかりませんでした。残念。

 

 

 

会場の後半、一部のエリアでは写真撮影が可能でした。混んではいるものの、なんとなく譲り合って鑑賞したり写真を撮ったり、と言う感じ。「モネ展」と言うタイトルを缶するだけのことはある素晴らしい展示内容でした。

 

 

 

2. ウォータールー橋、曇り(1900年)

 

 

 

3. ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ(1904年)

 

 

 

 

4. ウォータールー橋、ロンドン、日没(1904年)

ウォータールー橋はどれも素晴らしく、大好きな絵画の連作です。絵画だからこその魅力が溢れ出るような色彩と筆づかい。鑑賞する角度を少し変えるだけで、別の表情を魅せてくれます。私は「日没」がお気に入り。1日中、眺めていられる気がします。

 

 

 

5. 国会議事堂、バラ色のシンフォニー(1904年)

 

 

 

 

6. チャリング・クロス橋、テムズ川1903年

曇り空の中に伺える陽の光、鈍く光る川面、曖昧なシルエットの街と橋、そして立ち込める光が乱反射する気だるい空気感。文字で書くと陰鬱とした感じですが、モネの絵画には複雑な感情が折り込まれたような荘厳さがあります。心象の風景とはこう言うものなのかも知れません。入場料は高かったけれど、来て良かった。つづく。

 

 

camera:sony α7c2

lens:sony FE24-70mm f2.8 GM

 

 

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