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東京で働くバツイチ40代男性のひとり暮らし(たまにふたり)とかいろいろ。

【機動戦士ガンダム 水星の魔女】第4話感想と考察

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現在の日曜は、夕方の「水星の魔女」と大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」という激アツなコンテンツを楽しませてもらえる曜日となりました。最高です。というわけで、第4話を見ました。

(画像は公式サイトより)

-目次-

 

 

今週はチュチュ回

(画像は公式サイトより)

・腹が立つとヘルメットを地面に叩きつける

・スパナでドアを叩く

・優秀かと思いきや追試を受けている

・動物には優しい

・義理堅い

・口は悪いが他人を思いやる優しさがある

放映される時代が90年代なら、チュパチャップスではなくタバコだったのでしょう。ゆるふわ原宿系のビジュアルでありながら、中身はオラオラ系。ネットの噂によると彼女はカミーユの子孫だそうで、納得です。頭にバルカンが付いていなくて良かった。将来が楽しみなパイロットです。ちなみに、愛称は「チュチュ」ですがフルネームは「チュチュリー・パンラン」。よく見ると「チュチュ・パンチ」ですね。名前で事前のネタバレをしてくるとは、大河内さん流石です。

g-witch.net

 

 

 

 

頑張れグエルくん

(画像は公式サイトより)

清々しいツンデレっぷりでした。眩しい。彼の行動原理の柱は「父親に見てもらうこと、愛されること」だった訳ですが、スレッタの登場によって自分の中の他者の優先順位に揺らぎが生まれたようです。思春期ですね。頑張れグエルくん。今後、スレッタがピンチになった時に、「こんなところでやられてるんじゃねぇ!」とヒーロー的な登場をしてくれるのでしょう。楽しみにしています。

 

 

スポッターとメカニック

(画像は公式サイトより)

今回明示された戦闘に関わるシステム。しかも自己調達(自分で友達を作ろう)という難易度の高さ。パイロットに求められる資質の幅広さとも考えられらますが、無理ゲーすぎます。私ならセイラさんとアストナージを希望します、タクヤでもいいですね。そういうゲームがあったらやってみたいかもしれません。閑話休題。今回の試験は「敵地の制圧」という課題でした。軍事的なプログラムは全く知らないのですが、これは基本的なものなのでしょうか。単純に「どこを攻める想定なのか」という点が気になりました。無意味なエピソードを挟むとは考えられないので、今後「あの時メインカメラに頼らずに頑張った試験が役に立った!(進研ゼミ)」的な展開があるのだと思われます。

 

 

 

汚部屋に住まう姫(経営戦略課)

陰ながら、情報量満載のシーンでした。ダブスタクソ親父と罵りつつ、しっかり親と同じ道を目指している点はミオリネのDNAの強さか、親の愛情への飢えなのでしょうか。暗記力、行動力、人を鼓舞する力、面倒見の良さなど、発揮する相手や局面は限定的ではありますが、ミオリネの各種能力の高さがよくわかった気がします。現時点で、鉄血のふわふわお姫様より優秀なのは間違いない様子。

 

 

 

 

アーシアンスペーシアンの溝

話が進むごとに、両者の溝の深さが鮮明になってきました。持つものと持たざるもの。UC(ユニバーサルセンチュリー)では「富を占有する地球人」と「虐げられ搾取されるスペースノイド」という構図でした。本作では真逆ですね、面白い設定だと思います。一瞬だけでしたが、地球寮の貧弱さはギャグのようなボロさ。子の世界のヒエラルキーは親の収入や勤務先で決まる、というのは長い歴史の必然ですが、未来でも同じことが起こる、というのは寂しいものです。

 

 

スレッタの夢から見える物語の先

第4話にしてようやく語られた「水星に学校を作ること」という夢。第1話の感想を書いた時に「入学理由はお母さんに言われたから、以外にも仕掛けがあるような気がします。」的なことを書きましたが、当たりました。(緩すぎる判定)「やりたいことリスト」はそのまま「スレッタが水星で望んでも出来なかったことリスト」であるわけですが、それらを総括して「次の世代には幸せになってほしい。」という、純粋極まりない素晴らしい夢。ちょっと話はそれますが、現在の日本政府は「票が多い老人を大切にする」施策が多いです。単純に人数=票が多い、という構図が原因だと思いますが、たくさんの子供が幸せに過ごせない国の未来を想像すると、暗い気持ちになります。親の世代に縛られ、手先のように使われている学園の生徒たちは、現在の日本の縮図かもしれません。拡大解釈のしすぎだとは思いますが、そんな想像の余地がある物語、やはり本作はガンダムですね。閑話休題。スレッタのような夢を持った若者が居る、ということは希望です。ただ、残念ながら、物語が進むどこかの段階で「娘を復習の道具として利用する母親」との対立を産むことが明示されたとも思えます。「お母さんの考えてることがわからないよ、、、!!」的な。「乗るなら早くしろ」って言われるアレですね。違うか。

 

 

まとめ

今週の主役はチュチュでした。彼女を通して「学校で学ぶこと」、「舞台設定におけるアーシアンスペーシアンの断絶」、そして「スレッタに仲間ができる」というエピソードが描かれました。毎週、かなりの要素が詰め込まれているので、複数回試聴しても毎回新しい気づきがあります。

ちなみに、今回はスタッフも素晴らしかったです。メカは戸部敦夫&キャラは菱沼義仁氏、絵コンテは大御所の西澤晋大氏。御三方とも90年代から大活躍のベテランチーム。レコンギスタの時もそうでしたが、ベテランと若手の混在チームでの制作はどこか嬉しくなります。

 

 

 

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